民進・福山哲郎氏、競り勝ち4選決める…京都 参院選 私の気になるニュース
( O先輩 スケッチ )
( 当選、おめでとうございます。 よかったけど、クヤシイ! 激戦の様子をまとめました。 選挙中の発言、記事、分析等)
京都選挙区(改選定数2)では、民進党現職の福山哲郎氏が4選を決めた。
福山氏は、アベノミクスや安全保障関連法の反対などを訴え、「与野党が拮抗きっこうする政治勢力を取り戻す」と強調。「非自民、非共産」の立場をアピールし、高い知名度を生かして競り勝った。
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福山哲郎氏が当確 京都
( 福山哲郎 スケッチ サポーター)
京都選挙区では、民進現職の福山哲郎氏が4回目の当選を決めた。昨年9月には安全保障関連法の採決直前に党を代表して反対討論。選挙戦では「立憲主義、民主主義を守る」と繰り返し訴えた。
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民進・福山哲郎氏「共産にも負けたくない」と共闘に乱れ、4選果たすも苦戦
現職2人と新人2人の計4人が議席を争った京都選挙区(改選数2)。過去3回の選挙でいずれもトップ当選を果たしてきた民進現職の福山哲郎氏(54)は、高い知名度と強固な地盤にもかからわらず、全国的な与党優勢の向かい風を受けて苦戦を強いられた。共産新人を退けて議席を死守したが、陣営にとっては今後に課題を残す結果となった。
午後8時すぎ、さっそく当選確実の一報が入ったが、インタビューに「厳しい戦いのなか感謝している」とコメント。「この戦いにのぞむ前、4回連続当選は大変難しいものだと思っていた」と述べるなど激しい選挙戦だったことをうかがわせた。
全国的に「野党共闘」が進むなか、京都では民進と共産がそれぞれ候補者を立てた。共産が「民共2議席」を強調したのに対し、民進は「自民、共産にも負けたくない」と訴えるなど、2党間には足並みの乱れも。自民も交えた事実上のみつどもえの展開となったが、なかなか野党共闘の勢いはつかなかった。
共産党も強固な地盤を持つ京都の情勢をふまえ、福山氏は「反自民、非共産」を掲げて選挙戦を展開したが、陣営幹部は「有権者にはわれわれのスタンスが浸透するよりも共闘している選挙区と同じように思われた。対立軸があるようでなく、わかりにくい選挙だった」と打ち明けた。
また、党の名称変更も十分な力にはならなかったようだ。陣営は旧民主と維新の支持層に加え、無党派層の取り込みを期待したが、陣営幹部は「効果よりも課題が残る選挙だった」と漏らしていた。
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2016年07月10日 20時12分
【速報】福山氏と二之湯氏が当選確実 参院選
参院選京都選挙区は民進現職の福山哲郎氏と自民現職の二之湯智氏が当選を確実にした。
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福山哲郎(ふくやま・てつろう) 54 民 現(3)
党幹事長代理[歴]松下政経塾生▽副外相▽官房副長官▽京大院
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民進現 福山哲郎候補(54)
生活や日本の安全守る
-安倍政権の評価は。
消費税再増税を延期したのはアベノミクスが破綻した結果で、国民の期待は消えつつある。違憲の安全保障関連法や、報道規制につながる特定秘密保護法を強行採決し、野党や国民からの異なる意見には耳を傾けない姿勢も鮮明だ。民進党は、国民の生活や日本の安全を守り、将来に希望が持てる持続可能な社会を目指した政治を行う。
-具体的に何を訴える。
安保法廃止で立憲主義を取り戻し、尖閣問題など現実の脅威に備えるための領域警備法を制定する。子育てや介護など国民が安心して暮らせる社会保障や財源を充実させる。現政権は消極的だが、再生可能エネルギーの普及や地球温暖化対策を後押しする。一方、京都の課題は与野党関係ない。府南部の新名神高速道路開通を見据えたまちづくりや、府北部の観光振興などに力を入れる。
-民進党になって初の全国で行われる国政選挙だ。
与党など改憲を目指す勢力が、3分の2以上の議席を得るのを阻止する。自民党が強い1強多弱では、国会内も政治を見つめる国民にも緊張感が出ない。安倍政権への対抗勢力として党名が認知され、信頼を得られるように訴えを強める。
-野党共闘へのスタンスは。
安倍政権の暴走を止めるため、全国32の改選1人区では共闘が必要だと考えている。ただ、改選2の京都選挙区では共産党の候補とも議席を争うし、共闘しようがない。
横顔
安保の専門家、熱烈な阪神ファン
安全保障関連法を巡る昨秋の国会審議で、真っ向から安倍政権批判の論陣を張った。「力不足で止められず、申し訳ない」との思いが募ったが、地下鉄に乗ると、多くの乗客から「ありがとう」と声を掛けられた。環境問題をライフワークにしようと政治家を志したが、いまや外交・安全保障の論客として知られる。
高校、大学生のころ、新聞配達やゴルフのキャディーで学費を稼いだ苦労人。奨学金などによる社会的な支援も受け、人生を切り開くきっかけになった。親の収入で学歴や仕事が決まる社会になりつつあると危機感を抱き、民主党政権時に取り組んだ子ども手当や高校授業料の無償化は「多くの方に喜んでもらった。政権交代の意義はあった」と強調する。障害者施策やひとり親家庭の支援の拡充など「ひとに寄り添う共生・包摂社会」実現を目指す。
かつては野球選手を夢見たが、いまは阪神タイガースの勝敗に激しく一喜一憂する。深夜や朝に録画を早送りして観戦し、勝てば3度も見るが、負けパターンに陥ると停止ボタンについ手が伸びる。心を静めたい時、最近は書をしたためる。妻と長男。京都大大学院修了。京都市上京区在住。
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◇民進・福山氏
かつて自民と共産が「指定席」を分け合っていた京都選挙区で、1998年の初当選以来3回連続でトップ当選を果たしてきた。今回も目指すは1位だ。
民主党政権下の2010年の前回選と違い、今回は野党として臨む。旧民主と旧維新の党の合併により誕生した民進に対する有権者の評価も問われる。
昨年9月、安全保障関連法の採決前に党を代表して反対討論をした福山氏。この演説で知名度と存在感が高まったが、2人区の京都は野党共闘の対象でないため、安倍政権への批判票を共産と取り合うことになる。5月末の講演会には、安保関連法反対で交流した学生団体「シールズ」中心メンバーの奥田愛基氏も駆けつけた。
民主党政権の崩壊を「失敗」と自戒するが、今は「もううつむかない」。決意を新たに4選に挑む。
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2016年06月23日
福山候補は、民進支持層の8割近くを固め、おおさか維新の会や社民党の支持層の3割強にも浸透し、無党派層にも一定食い込む。10、40、60代で他候補より優位に立つが、20、30代への浸透に課題を残す。男女別では男性の方が支持は多い。京都市中心部では二之湯候補と支持が拮抗(きっこう)する。
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当選予想
自民党:二之湯智
民進党:福山哲郎
6/27更新:公示後序盤情勢報道
自民党の二之湯氏が首位を走り、民進党の福山氏が後に続く。
共産党の大河原氏も逆転可能な差で福山氏を追っている。
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【18歳の?】トランプさん、どう対応
◇質問:もしトランプさんが米大統領になったら◇
米大統領選の行方が気になります。共和党の候補者指名が確実になったトランプさんは「米軍を日本から撤退させる」とか、「メキシコとの国境に万里の長城をつくる」とか、非常に過激な発言をしています。今までの自由な米国の雰囲気とはずいぶん違います。
米軍が撤退するとなれば、自衛隊を増強しなくてはいけなくなるかもしれません。そんなことになれば、集められるのは私たち若い世代だと思います。
もしトランプさんが米大統領になってしまったら、日本はどう対応したらいいでしょうか。
(龍谷大1回生 玉置翔太郎さん=19歳)
◇回答◇
■福山哲郎氏=民現 「良好な日米関係維持」
誰が米大統領になっても、日米関係が日本外交の基軸であることには変わりありません。他方で、大統領選におけるトランプ氏の主張の中には、在日米軍をめぐる発言のように事実とは異なる認識に基づくものが散見されます。実際にトランプ氏が大統領になった場合に、どのような政策をとるのかは分かりませんが、引き続き注視しつつ、我が国の立場や考えを説明していくことが重要です。
いずれにせよ、外交ルートをはじめ様々な場を通じて、良好な日米関係を維持することが、我が国の国益につながると考えています。
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【18歳の?】政治とカネ 不祥事なぜ続く
◇質問◇
舛添要一・前東京都知事の政治資金の公私混同疑惑や野々村竜太郎・元兵庫県議の政務活動費の不正など、政治家のお金をめぐる不祥事が相次いでいます。自分で稼いだお金でもないのに、なぜ自分勝手な理由で使うのでしょうか。
高校生の時、初めて郵便局で年末年始にアルバイトをして、働くことの大変さを知りました。こんなことに使われるのに、やっともらえた給料で消費税を払っていると腹が立ちます。
今回の参院選で初めて選挙権を得ますが、政治にはまったく期待できず、投票に行く気がしません。政治家としてどう考えていますか。
(京都産業大1回生 藤田滉己さん=18歳)
◇回答◇
■福山哲郎氏(民現)「選ぶ人次第で変わる」
私も学生時代に新聞配達、ゴルフのキャディーなどをしながら苦学して、高校・大学を卒業しました。当時、地元の神社からいただいた奨学金のおかげで、予備校などに通いました。大変ありがたかったです。
舛添前都知事に関しては、政治資金の使途を公私混同しないことは当然であり、言語道断です。全ての政治家があのようなことをしているわけではありません。政治には全く期待できず、と言われていますが、政治は誰がやっても同じではなく、選ぶ政治家によって必ず変わるということを信じてほしいと思います。
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2016年07月01日
京都 参院選 与野党候補、安保で舌戦 集団的自衛権行使容認、閣議決定2年
安倍政権が集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更を閣議決定してから2年となる1日、参院選京都選挙区(10日投開票、改選数2)では、与党候補が「紛争を未然に防ぐためだ」と訴え、野党候補は「国会で議論せず決めた」とあらためて批判。安全保障を巡って熱い舌戦を繰り広げた。
民進党現職の福山哲郎候補(54)は選挙カーで伏見区を走りながら、閣議決定について「安倍政権は野党との国会での議論を逃げ、2年前のきょう、国会が閉会した後に決めた」と強調した。集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法の強行採決も挙げ、「与野党が国会で議論できる、まっとうな政治に戻せるよう、野党に力を与えてほしい」と声を張り上げた。
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4候補、支持懸命に訴え 参院選京都ラストサンデー
参院選(10日投開票)の選挙運動期間で最後の日曜となった3日、京都選挙区(改選数2)の候補者たちは人出を求め、各地を懸命に駆け巡った。4月に補欠選挙があったばかりの衆院京都3区にも自民、民進、共産の各党候補が入った。訴えや動きには、補選を巡るそれぞれの事情や思惑がにじんだ。
衆院京都3区は、京都市伏見区や、長岡京市など乙訓地域がエリア。補選は自民議員(当時)が女性問題で辞職したのに伴い行われ、自民は「謹慎」、共産は「安全保障関連法の廃止など野党間の合意を尊重」との理由で候補擁立を見送り、民進の泉健太氏が圧勝した。
民進は、この勢いを参院選にもつなげたいところ。現職の福山哲郎候補(54)はこの日午後3時から、泉氏と連れだって伏見区の伏見大手筋商店街を歩いた。そろいの青いシャツを着たスタッフと一緒に一店舗ずつ丁寧に巡り、「補選に続いて、よろしくお願いします」と買い物客や店主らに呼び掛けた。
その約1時間後、自民現職の二之湯智候補(71)も同じ商店街に現れ、「補選で受けた屈辱、悔しさを参院選で晴らしていこう」と声を張った。次の衆院選で京都3区に立候補予定の木村弥生衆院議員=比例北関東=は補選の「不戦敗」で党支持者に反発があったことを意識し、応援演説では「自民の信頼を取り戻す」と理解を求めた。
共産新人の大河原寿貴候補(39)は、朝から支持者らと、家族連れなどでにぎわう阪急長岡天神駅(長岡京市)周辺を歩いた。スーパー前でマイクを握り「海外で税逃れをしている大企業や富裕層にきちんと税金を払ってもらえば、消費税を上げなくても社会保障は充実できる」と政策を訴えた。3区補選には触れなかった。
衆院京都3区補選にも挑んだ幸福実現党新人の大八木光子候補(32)は、京都市内の駅前などで支持を訴えた。
また、日本人7人が犠牲になったバングラデシュの首都ダッカのテロ事件を受け、街頭では各候補や応援弁士が哀悼の意を示し、「政治は国民の安全、生命、財産を守るためにある」「戦争でテロをなくすことはできない」との訴えを響かせた。
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2016年07月05日
与党、改選過半数へ堅調…民進は苦戦続く
読売新聞社は10日の参院選投開票日を前に、3~5日の3日間、全国世論調査を実施し、総支局の取材結果も加えて選挙戦終盤の情勢を探った。
自民、公明両党は、安倍首相が勝敗ラインに設定した改選定数(121)の過半数(61)を上回る勢いを維持している。民進党は苦戦が続いている。民進、共産など野党4党が候補者を一本化した改選定数1の1人区(32選挙区)では、統一候補が12選挙区で接戦に持ち込んでいる。
選挙区選で3割、比例選で2割の有権者が、投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。
序盤調査(6月22、23日)との比較では、自民、民進両党ともに、優勢と当落線上に立っている候補者の合計にほとんど変化はなかった。
勝敗の行方を左右する1人区では、自民党が、比較的強い地盤を持つ北関東や北陸、九州など計17選挙区で、優位に選挙戦を進めている。改選定数が3以上の複数区では、埼玉や千葉、愛知などで頭一つ抜け出した候補者がいる。一方で閣僚の2人は、沖縄で苦戦が続いているほか、福島でも野党統一候補と競り合っている。自民は比例選では第1党の勢いを保ち、前回2013年並みの議席(18議席)も視野に入ってきた。
公明党は、改選定数3以上で擁立した7選挙区すべてで、当落線上の戦いとなっている。比例選は13年と同じ7議席獲得をうかがう。
民進党は、選挙区選、比例選ともに伸び悩んでおり、改選議席(45)の獲得は非常に難しい情勢だ。同党の岡田代表が「(民進党候補が)敗れれば次の代表選に出馬しない」と発言した地元の三重選挙区は、自民党候補が追い上げ、横一線で競り合っている。
共産党は、候補者を擁立した東京、神奈川などの複数区で当選ラインを巡って激しい選挙戦を展開。比例選は前回の5議席を上回る可能性が出ている。
野党4党が1人区で擁立した統一候補は、岩手、山形、沖縄の3選挙区が有利な展開。統一候補は、東北地方を中心に新潟や山梨、長野などで自民党候補とつばぜり合いを演じているが、1人区全体では、自民党有利の大勢を覆すまでには至っていない。
憲法改正を容認する自民、公明、おおさか維新、こころの4党を合わせると、改正の国会発議に必要な参院の3分の2(162)をうかがう情勢となっている。
調査は電話で実施し、有権者が在住する5万9516世帯のうち、3万3312人から回答を得た(回答率56%)。
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2016年7月7日
「自民1強」都市部でも 朝日新聞・参院選情勢調査
朝日新聞社が行った参院選の終盤情勢調査では、自民、公明、おおさか維新、日本のこころの「改憲4党」で、非改選議席を含め3分の2に迫る勢いだ。野党は一部の1人区で健闘しているが、改憲4党で3分の2に迫る勢いなのはなぜか。自民は地方だけでなく、都市部にも支持基盤を広げる。民進、共産などの野党はアベノミクス批判や改憲阻止の訴えを強めるが、そうした訴えは必ずしも野党支持には結び付いていない。
与党の堅調ぶりは、おもに都市部にある複数区(改選数2以上)の情勢からもうかがえる。
公示後の序盤情勢調査(6月22、23日)に続いて今回の終盤調査でも、すべての複数区で自民候補の少なくとも1人が優位に立っている。
茨城、静岡、京都、広島の2人区は自民、民進で議席を分け合う情勢だが、3人区、4人区、6人区のうち、埼玉、千葉、東京、大阪、福岡などは、自民、公明の候補で複数の議席をおさえ、複数区の41議席の半数を確保する勢いだ。
たとえば、与野党と無所属の候補者12人が争う激戦の神奈川(改選数4)は、自民現職の三原じゅん子氏が先行しており、ややリードする公明新顔の三浦信祐氏と自民推薦の無所属中西健治氏も加えて3議席をうかがう。一方の野党は、民進前職の真山勇一氏はやや先行しているものの、民進現職の金子洋一氏と共産新顔の浅賀由香氏は激戦を繰り広げている。
自民は伝統的に、農村部に比べて都市部での支持が弱めだ。参院選の複数区でみると、自民の支持率は野党時代の2010年参院選では12~16%に低迷し、民主の27~29%に大きく水をあけられていた。
ところが、政権復帰後の13年参院選では25~30%に回復。4~7%と低迷する民主を突き放した。今回、都市部にある複数区で有利に選挙戦を展開しているのは、こうした「自民1強」の支持構造を維持しているためだ。
前回の参院選後、みんなの党が解党し、民主党と維新の党が合流して民進ができるなどの野党再編はあったが、今回も自民の支持率は2人区で32%、3人区、4人区、6人区でも23~27%で、7~10%の民進を引き離している。
ただ、民進や共産など野党が健闘する複数区もある。
かつて「民主王国」と呼ばれた北海道(改選数3)、愛知(同4)の各選挙区。北海道では現職の徳永エリ氏がやや先行し、新顔の鉢呂吉雄氏も接戦。愛知では現職の斎藤嘉隆氏と新顔の伊藤孝恵氏が優位に立って、2議席確保の可能性もある。東京(同6)では現職の蓮舫氏が序盤からリードを保つ。
共産も、東京選挙区で新顔の山添拓氏が優勢で、前回に続き選挙区で議席を得る可能性が高い。
だが、東京では自民が複数議席を確保する可能性が高く、自民1強を突き崩すまでには至っていない。
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自民と民進の党幹部、京都素通り 参院選、共産は三役入洛
参院選(10日投開票)で、自民党と民進党の党幹部や閣僚が、京都選挙区(改選数2)の候補者の応援に入らない状態が続いている。選挙全体の勝敗を左右する改選1人区に注目が集まる中で、全国的に名を知られた有力国会議員がいる京都については「地元だけで十分」と見られ、素通りされているようだ。
4人が立候補した京都選挙区は事実上、自民現職、民進現職、共産新人の3人が軸となり、激しい選挙を繰り広げている。
3日で公示から12日目になるが、自民は党三役や現役閣僚の京都入りがゼロ。隣接する滋賀選挙区(改選数1)で、菅義偉官房長官や稲田朋美政調会長ら政権与党の幹部が連日のように街頭に立つのと対照的だ。
自民府連幹部は「改選1人区優先という党判断だから仕方ない」と一定理解は示し、「地元には党重鎮の伊吹文明元衆院議長がいるので、力を借りて引き締めを図る」と話す。
民進府連は、知名度のある蓮舫党代表代行の応援演説を党本部に要請しているが、まだ実現していない。府連には前原誠司元外相や山井和則元国対委員長ら閣僚・党幹部の経験者が所属し、「党本部からは『地元だけで戦えるだろう』と言われている」(府連幹部)という。
公示前に京都入りした党幹部も「移動の空き時間があれば京都駅前に顔を出すぐらいはあるかもしれないが、選挙本番は改選1人区を優先する」と話していた。
一方、共産党は「必勝区中の必勝区」と位置づけ、党幹部を相次いで投入する。公示後初の日曜だった6月26日、志位和夫委員長が京都駅前で熱弁を振るい、3日も来援した。府委員会は「2013年参院選に続く選挙区勝利、府内比例代表の30万票獲得に向け、今後も党三役などを呼ぶ」と意気込む。
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◇緊張感ある政治に戻す 福山哲郎氏=民・現
福山氏は、京都市上京区の河原町丸太町交差点で第一声を上げた。前原誠司元外相ら府選出の民進党の国会議員のほか、連合京都の橋元信一会長らも駆け付けた。
自身4度目のトップ当選を目指す福山氏は、安倍晋三首相の経済政策・アベノミクスを批判して「普通の人が豊かになる経済に転換させなければならない」と述べた。
また、安倍首相の目指す憲法改正に反対する立場から「(改憲発議に必要な)3分の2以上の議席を(自公などに)渡さないことが参院選の争点だ」と主張。「1強多弱の政治ではなく与野党が拮抗(きっこう)する中で、しっかりと緊張感のある政治を取り戻す。まっとうな政治に押し戻す力を与えてほしい」と訴えた。
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◆ネットでも
◇福山哲郎氏
参院選が公示されました。何としても勝たせていただきたい!立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻す戦いはこの選挙から始まります。「この国のために働きたい」(フェイスブックより)
http://www.fukuyama.gr.jp
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分析の参考
京都<参院選>あの手この手で支持を SNS、大学近くで演説 若者層狙う
人柄、ネットで知って! 参院選京都選挙区の各候補
自民、民進競り合う 参院京都選挙区
京都 雨の中、候補者ラストスパート 参院選、10日の投開票迫る
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京都 参院選 2016 <2016参院選> 古都夏の陣 政策枠
■ 〇〇〇〇(〇〇・〇〇)
【経済】
【消費税】
【地方創生】
【安全保障】
【貿易自由化】
【議員定数】
【原発】
【社会保障】
【憲法】
【待機児童】
【人口問題】
【科学技術】
【AI IoT ロボット】
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京都 18・19歳投票率は46.86% 参院選
7月の参院選から投票できるようになった18、19歳の府内の投票率は46・86%で、全体(51・16%)より5ポイント近く低かったことが5日、府選管の調べでわかった。担当者は「住民票を地元に残したまま都市部へ進学した学生が、不在者投票に行っていないのでは」と分析する。
参院選では、初めて投票できるようになった18、19歳、4万8713人の動向が注目されていた。
18、19歳の方が投票率が高かったのは北、中京、下京、南、右京の5区と長岡京、木津川の両市、久御山町。特に下京区は全体の47・29%に対し52・49%、中京区は51・19%に対し53・47%と高かった。
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